万引きGメンのリアル

経験ベースで万引きの裏側、抑止・防止対策などについて執筆しています

万引きをする理由とは?

ブログコンセプト

このブログは万引きの被害で困っている人たちのお役に立ちたい、少しでも多くの人に万引きの実態を知ってほしいという思いから生まれました。

当ブログがきっかけで、万引きの被害が少しでも減ってくれることを期待しています。

※当ブログは犯罪の防止・抑止のための情報発信を目的としております。悪用し犯罪行為をした場合、いかなる理由があっても法律によって罰せられます。

 

はじめに

どうも、万引きGメン對馬です。

 

万引きをするのには当然、理由がありますよね?

 

  • お金がない使うのがもったいないなどの金銭的な理由
  • ストレス孤独感などの精神的な理由
  • 窃盗症(クレプトマニア)のような病的な理由

 

この他にも様々な理由がありましたが、今回はいままで捕まえてきた200人以上の犯人から直接聞いて、多かったものをいくつか紹介したいと思います。

f:id:kazuhira0510:20190328235328j:plain

某スーパー被害品。万引き理由は「生活が苦しいから」であった。

目 次

 

主な要因

そもそも、どのような人たちが万引きをしてしまうのでしょうか?

個人的見解ではありますが、まとめてみました。

 

【貧困者】

 

・映画「万引き家族」のように万引きで生活をしている人たち。収入の少ない年金生活者やフリーター、ホームレスなど。

 

【悪徳行為者】

・基本的に換金目的である。ヤンキーグループ、チンピラ、不良外国人、プロの窃盗団など。悪質な手口で、事後強盗なども平気でしてくる危険な輩が多い。

 

【意志薄弱】

友人や周囲の人たちに言われて行動するなど、雰囲気や環境に流されやすい者

 

【情緒不安定】

イライラした気分、精神状態に異常がある人。

・アルコールやドラッグなどにより感情が高揚しているとき。

感情が憂鬱な時(意気消沈状態、うつ病など)

 

【衝動的行為】

・比較的、地位や教養のある人に多く見られ、仕事家庭ストレスが原因である。

 

【収集癖】

動機が不明確であることが多い(得をしたい、お金を払うことがバカバカしい、習慣化しているなど)

 

【ゲーム感覚】

スリルを求める遊び感覚での犯行。一度成功すると癖になるようだ。

 

【反抗心】

学校社会に対して不満がある人たち(俗に言う落ちこぼれや、しつけの厳しい家庭で内面的な性格の者)

 

【自己顕示欲】

・こちらも地位や教養のある人に多く見られます。ヒステリー虚栄心を満足させるため。

 

【病気】

窃盗症(クレプトマニア)についての詳細はこちらに記載していますので割愛いたします。

 

☟某スーパー捕捉現場。窃盗症と摂食障害であった為、まずは病院で治療するよう説諭した。

f:id:kazuhira0510:20190329000503p:plain

 

 万引きの理由ベスト3

前置きが長くなってしまいましたが、わたしが捕まえた万引き犯で多かった理由をランキングにしてお伝えします。

※あくまでも、わたくし個人が捕まえた統計データになります。予めご了承ください。

 

3位

 お金を使うのがもったいない

万引きを繰り返しているうちに自分のお金を使うのが馬鹿らしくなってしまうようです。このパターンの人は再犯の可能性が高いですね。

 

2位

理由が分からない

万引き犯自身も理由が分かっていないパターン。大抵は魔が差したボーっとしていたなどと言います。窃盗症を自覚していない人も多いです。理由が分からないと万引きを止められないので"なぜやってしまったのか"を何度も聞いて本人に考えさせ、再犯を抑止するよう努めています。

 

1位

転売目的

圧倒的に多いです。日銭稼ぎの素人からプロの窃盗団までと幅広い

f:id:kazuhira0510:20190329002555j:plain

被害額49,950円。犯人には逃走されてしまったが商品は回収できた。

f:id:kazuhira0510:20190329002800j:plain

上記被害品の防犯タグを粘土に包み、音が鳴らないようにする悪質な手口。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?様々な理由がありますが、万引きは犯罪です。いかなる理由があっても許されることではないので絶対にやってはいけません!

お店は商品を売って利益を出し、その利益で従業員とその家族を支えているんですよ。個人の勝手な理由で万引きをしてお店が潰れたらあなたは責任を取れますか?

それに、万引きをして一番つらい思いをするのはあなたの家族です。大切な人を悲しませるようなことはしないでください

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

プライバシーポリシー